DXF/DWGおよびDWFの取り出しオプション

DXF/DWGの取り出しダイアログボックスとDWFの取り出しダイアログボックスは、ファイル形式設定を除いて非常に似通っています。これはDWFに取り出す時、図形がまずDXF/DWGに変換されてから、DWF形式で出力されるためです。DXF/DWG形式でのVectorworksファイルの完全性を維持するため、取り出しオプションを変更します。ファイルを単独で取り出す場合も一括で取り出す場合も、同じ取り出しオプションが表示されます。

カスタムの取り出しをすばやく簡単にするには、頻繁に使用するオプションの設定を保存します。

パラメータ

説明

設定オプション

設定の保存や、保存済み設定の適用については、保存済み設定を使用するを参照してください。

クラス/レイヤマッピング

 

名前

取り出し時にVectorworksのクラスまたはレイヤを特定の画層の命名規則にマッピングするには、マッピングの設定を選択します。

管理

マッピングダイアログボックスが開き、マッピング設定を作成、編集、および名称変更できます(レイヤ名およびクラス名のマッピングを参照)。

ファイル形式

 

形式

DXF/DWGの取り出し:

DXF(テキスト)、DXF(バイナリ)、DWGの3種類の取り出し形式から選択します。

これらの形式の主な相違点の1つはファイルサイズです。ファイルごとに差はありますが、基本的に、未圧縮のDXF(テキスト)ファイルは未圧縮のDWGファイルよりサイズが大きくなります。ただし、圧縮ユーティリティを使用するとファイルサイズを大幅に縮小できます。圧縮したDXF(テキスト)ファイルは通常、圧縮したDWGファイルよりサイズが小さくなります。また一般的に、DXF(バイナリ)ファイルのサイズは圧縮ファイルと未圧縮ファイルの両方とも、他の2つの形式の中間のサイズになります。

ファイルサイズに加えて、他のアプリケーションでサポート可能な形式であるかどうかに注意してください。DXF(バイナリ)形式またはDWG形式に取り出す前に、受け取る相手のソフトウエアがこれらの形式を読み取れるか確認します。DXF(バイナリ)とDXF(テキスト)は両方とも同じ.dxf拡張子を使用しているため、DXFファイルを開けないと、ファイルの変換に失敗したとの誤解を招く恐れがあります。不明な場合はDXF(テキスト)ファイルとして取り出します。これは世界的にサポートされている形式です。

AutoCADの一部のバージョンは、DXFファイルの読み込み時にイメージへのリンクが失われるなどの問題があるため、通常このような場合ではDWGがより安全な選択肢です。

DXBは、これら3つの形式よりシンプルなファイル形式です。この形式は、DXFファイル形式またはDWGファイル形式をサポートしていないサードパーティのアプリケーションで使用されています。DXBはDXF(バイナリ)と同じ形式ではありません。そのため.dxbをDXF(バイナリ)ファイルの拡張子として使用しないでください。VectorworksプログラムはDXBをサポートしていません。

DWFの取り出し:

DWF(テキスト)、DWF(バイナリ)、DWF(圧縮バイナリ)、3D DWF、またはDWFxの5種類のファイル形式から選択します。

バージョン

最良の取り出し結果を得るには、変換先のソフトウエアでサポートされている最新バージョンとデフォルトの取り出しバージョンのうち、古い方のバージョンに取り出します。DXF/DWGおよびDWFの最新バージョンはVectorworksプログラムと似た機能を備えているため、より適切に変換できます。ただし、すべてのソフトウエアが最新バージョンを読み込めるわけではありません。

ダイアログボックスの他のオプションは、選択したバージョンによって変更できる場合とグレイ表示される場合があります。

ジオリファレンスファイルとして取り出す

(Vectorworks Design Suiteが必要)

Vectorworksファイルがジオリファレンス設定されている場合は、このオプションを使用できます。取り出したファイルには地理的なマーカーとGIS座標系が含まれているため、AutoCAD、Civil3D、またはジオリファレンス設定されたDWGファイルを読み込めるその他のソフトウエアで開くと、ジオメトリが正しく配置されます。 

クラス/レイヤ変換

 

DXF/DWGの画層として

このオプションは取り出すレイヤをデザインレイヤだけに設定している時のみ使用できます。

VectorworksのクラスはDXF/DWG画層に非常に近接に対応しています。通常はクラスを取り出すが推奨されます。しかしDXF/DWGには、Vectorworksのレイヤに相当するものがありません。Vectorworksの単一のデザインレイヤは、DXF「モデル空間」と似ています。

これはグループ図形やシンボル図形を取り込む時に最も重要なオプションです。Vectorworksファイルでは、グループ図形やシンボル図形は異なるクラスに配置できますが、レイヤは同一でなければなりません。DXF/DWGファイルでは、Vectorworksのシンボル図形やグループ図形に相当する属性(ブロックとして知られています)を、異なるDXF/DWG画層に配置できます。

上のビューから取り出す場合、各図形の3D空間での位置が保持されます。

非表示のクラス/レイヤを

DXF/DWGの取り出し:

Vectorworksファイルではクラスとレイヤで図面を階層化しているのに対し、DXF/DWGファイル形式にはレイヤしかありません。以下では、レイヤとして取り出すためにクラスを選択する(推奨されている操作)手順を説明しています(DXF/DWGの画層として:レイヤを取り出すを選択している場合、レイヤに相当するオプションが提示されます)。

非表示設定のクラスまたはレイヤを取り出すかどうかを選択します。非表示の画層として取り出すを選択すると、Vectorworksファイル内で非表示のクラスにある図形が取り出されます。取り出された図形はDXF/DWG画層を表示状態にすることで見えるようになります。これは推奨されるオプションです。ただし、非表示のクラスにプライベートな情報が含まれる場合、または取り出したファイルのサイズを縮小する必要がある場合には、取り出さないを選択して、取り出す対象からこれらを削除します。クラスがデザインレイヤで表示されてシートレイヤで表示されない場合は、このオプションによって取り出されなくなります。

非表示のクラスがDXF/DWGの画層として取り出されている場合、非表示のVectorworksレイヤにある図形は取り出せません。このような図形を取り出すには、最初にレイヤを表示状態にします。その後に適切な取り出しコマンドを選択します。

DWFの取り出し:

このオプションはグレイ表示されます。表示されているグラフィックだけがDWFに取り出せます。

同じ名前のクラスは単一の画層で取り出す

Vectorworksファイル内でクラス名が同じすべての参照図形を、取り出した単一の画層に統合する場合に、このオプションを選択します。

Vectorworksファイル内に同じ名前のクラスが含まれている場合、取り出した画層はそのクラスの属性を前提とします。

クラスが参照ファイル内にのみある場合は、すべての図形の「クラス属性」は、直前に追加された参照のクラスの属性を前提とします。

クラス名が同じすべての図形が、バリエーションごとに異なる画層を作成するのではなく、取り出した1つの画層に同じ図形属性で統合されます。

このオプションは、クラスを画層として取り出す時にのみ使用できます。

デザインレイヤビューポートを別々のファイルに取り出すを選択している場合、このオプションはグレイ表示されます。

レイヤを別々のファイルに取り出す

単一のファイルの取り出しでは、選択したシートレイヤまたはデザインレイヤを別々のDXF/DWGまたはDWFファイル(ファイル名は元のレイヤに基づいて付けられます)に取り出す場合に、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、選択したレイヤは1つのファイルに取り出されます。

このオプションは、取り出すレイヤオプションをデザインレイヤのみに設定し、DXF/DWGの画層としてを「レイヤを取り出す」に設定している場合にはグレイ表示されます。また、DWFのバージョン4.2および5.5は複数のシートレイヤをサポートしていないため、これらのバージョンのいずれかに取り出すために複数のシートレイヤを選択している場合にも、このオプションはグレイ表示されます。

非表示に設定したデザインレイヤを含むすべてのデザインレイヤが取り出されます。

ファイルの一括取り出しでは、この設定は無視されます。各シートレイヤは常に別々のファイルとして取り出されます。

縮尺

 

レイヤの縮尺を

取り出すレイヤオプションをデザインレイヤのみに設定している場合、ペーパー空間は利用されません。すべての項目がモデル空間に配置されます。モデル空間は1つの縮尺に設定している必要があります。また、DXF/DWGファイルは異なるレイヤ縮尺を備えていません。取り出されるレイヤをさまざまなレイヤに設定している場合は、このオプションを使用します。このオプションではレイヤを一般的な縮尺に再設定して、取り出し可能な状態にします。デフォルトでは、使用頻度の高いレイヤ縮尺が使用されます。

取り出しに最適な縮尺を選択することは重要です。レイヤの縮尺をを選択して、一般的な縮尺をクリックすると、表示されたリストから縮尺を使用できます。

縮尺を再設定したレイヤ上のシンボル図形は、縮尺されたブロックとしてDXF/DWGファイルに取り出されます。

シートレイヤを取り出すために選択している時、すべてのデザインレイヤは事実上1:1の縮尺でモデル空間に取り出されます。

取り出すレイヤ

 

取り出すレイヤ

このリスト上のオプションは、取り出すファイルの内容と、取り出すバージョンによって変化します。

リストから取り出す項目を選択します。デフォルトで、選択したレイヤは単一のファイルに取り出されます(代わりに複数のファイルを取り出すには、レイヤを別々のファイルに取り出すを選択します)。

デザインレイヤのみを選択している場合は、DXF/DWGの画層としてでクラスかレイヤのどちらかを選択できます。DXF/DWGの画層としてデザインレイヤを取り出す場合は、レイヤを別々のファイルに取り出すを選択できません。さらに、デザインレイヤだけを取り出す場合は平面化した2Dグラフィック(Flattened 2D Graphics)として取り出すオプションを使用できます。

シートレイヤのオプションのいずれかを選択している場合は、選択したシートレイヤがペーパーレイアウト空間として取り出されます。また、ビューポートで使用されるデザインレイヤもモデル空間に取り出されます。複数のシートレイヤを同一のファイルに取り出すことが可能ですが、通常、関連のないシートレイヤは別のファイルに取り出すようにします。下のリストからシートレイヤを選択します。

登録画面のオプションの1つを選択すると、登録画面はそれぞれ個別のファイルとして取り出されます。下のリストからビューを選択します。

ビューポートを2Dグラフィックとしてモデル空間に取り出す

シートレイヤオプションのいずれかを選択している場合、ビューポート内に表示されるすべての2Dおよび3D図形を、モデル空間に投影された(平面化した)2Dグラフィックとして取り出すには、このオプションを選択します。選択したシートレイヤはそれぞれ個別のファイルとして取り出されます。再取り込み時は、取り出されたすべてのグラフィックがデザインレイヤに取り込まれます。

2D/平面以外のレンダリングされたビューポートは、グループとして取り出されます。

垂直投影ビューのレンダリングされていないビューポート(上面、下面、正面、背面、左側面、右側面)は、隠線処理レンダリングに設定されてからグループとして取り出されます。

等角投影ビューのレンダリングされていないビューポート(カスタムビューを含む)は、線分に変換されてから取り出されます。

断面ビューポートは、グループとして取り出されます。

ビューポートの注釈は、ビューポートグループから抽出されて、単一のエンティティとして取り出されます。

その他のシートレイヤグラフィック(表題欄など)は、単一のエンティティとして取り出されます。

シートレイヤまたは登録画面の名前

選択されたシートレイヤまたは選択された登録画面を取り出すレイヤオプションとして選択している場合は、表示されたリストから取り出すシートまたは登録画面を選択します。

参照

 

デザインレイヤビューポートを別々のファイルに取り出す

(Vectorworks Design Suiteが必要)

このオプションを選択すると、各デザインレイヤビューポートが個別のDXF/DWGファイルとして取り出されます。ファイル名はビューポート名になります。選択解除した場合、デザインレイヤのビューポートはマスターDXF/DWGファイルに連結されます。クラスとレイヤの表示設定の優先設定は維持されないため、ビューポート図形の見え方が変わることがあります。このオプションはDXF/DWGを取り出す場合に限り使用できます。

同じ名前のクラスは単一の画層で取り出すは、このオプションが選択されている時にはグレイ表示されます。

図形

 

選択されている図形のみを取り出す

図面で現在選択している図形のみを取り出すには、このチェックボックスを選択します。図形を選択していない場合、このオプションはグレイ表示されます。

平面化した2Dグラフィック(Flattened 2D Graphics)として取り出す

このオプションを選択すると、以下のオブジェクトが取り出されます。

デザインレイヤ:デザインレイヤのすべてのオブジェクトが、平面化した2Dグラフィック(Flattened 2D Graphics)として取り出されます。

シートレイヤ:断面ビューポートは、ペーパー空間でグループとして直接取り出されます。2D/平面ビューポートは、ペーパー空間でDXFビューポートとして取り出され、モデル空間には対応する平面化したソースグラフィックが配置されます。2D/平面以外のビューのビューポートは、現在のビューポートのレンダリングモードに応じて、ペーパー空間で線、多角形、またはその他のプリミティブのブロックとして取り出されます。モデル空間には、対応するソースグラフィックは配置されません。

ビューポートを2Dグラフィックとしてモデル空間に取り出すを選択している場合は、このオプションが選択され、変更できません。

データの可視化を使用して属性を上書きする

このオプションを選択すると、ビューポートに適用されたデータの可視化、またはビューポートに適用されたビューポートクラスから、優先設定したグラフィック属性(面/線の属性/色、および線の始点/終点マーカー)でビューポート内の図形が取り出されます。この設定が他の設定と競合する場合は、クラス定義および属性を失うことになっても、取り出した後の図形の外観は維持されます。

このオプションを使用すると、生成されるファイルのサイズが増大する可能性があります。またはデザインレイヤビューポートを別のファイルとして取り出す場合はファイル数が大幅に増える可能性があります。

文字

 

取り出し時にマッピングしたフォントを維持

異なるフォントにマッピングした文字がファイルに含まれている場合は、このオプションを選択して文字を置換フォントで取り出します。このオプションを無効にすると、文字は元のフォントで取り出されます。

2D

 

2Dの面を取り出す

塗りつぶしをワイプアウト(DXF/DWGバージョン2000以降のバージョン)やハッチングの塗りつぶし(DXF/DWGバージョン14以降のバージョン)として取り出すには、このチェックボックスを選択します。タイルとイメージは別々に管理できます。

タイルを取り出すを選択すると、タイルをクリップされたブロックとして取り出すことができます。このオプションを選択しなかった場合は、(タイルの背景色に応じて)塗りつぶしまたはワイプアウトとして取り出されます。

イメージを取り出すを選択すると、イメージをクリップされたイメージとして取り出すことができます。このオプションを選択しなかった場合は、塗りつぶしとして取り出されます。このオプションは、DXF/DWGバージョン14以降のバージョンに限り有効です。

イメージとイメージファイルの取り出し

このオプションを選択すると、イメージ図形とイメージファイルを取り出すことができます(例えば、PDFとロゴ)。このオプションは、DXF/DWGバージョン14以降のバージョンに限り有効です。

ハッチングを取り出す

Vectorworksハッチングをハッチング(bhatch)として取り出すには、このオプションを選択します。ハッチングのパターンファイルを取り出すも選択している場合を除き、ハッチングパターンファイルは作成されません。

ハッチングのパターンファイルを取り出す

ハッチングを取り出すが有効な場合、指定したフォルダ内にハッチングパターンファイル(.pat)を作成するには、このオプションを選択します。Vectorworksのハッチングには複数のレベルや色があり、さまざまなハッチングパターン定義を作成できます。変換の詳細は取り出しを行うための準備を参照してください。

このフォルダには、ハッチングパターンファイル、DXF/DWGに取り出したファイル、および任意のサポートファイル(.jpgイメージなど)が配置されます。AutoCADでは、ハッチングの結合性を維持するために、また追加する図形に同一のハッチングパターンでハッチングを追加するために、ハッチングパターンファイルが必要です。ハッチングのパターンファイルを取り出すが無効な場合、AutoCADでハッチングは表示されますが、編集はできません。

DWFの取り出し中、このオプションはグレイ表示されます。

ハッチングと2Dの面を別々のDXF/DWG画層で取り出す

クラス(またはレイヤをDXF/DWG画層に取り出す場合はデザインレイヤ)内のすべての面、模様、グラデーション、およびハッチングを別々のDXF/DWG画層に取り出すには、このオプションを選択します。DXF/DWG画層の名前は、面、模様、グラデーション、またはハッチングを適用する先の図形を含む元のクラスまたはレイヤに基づいて付けられます。たとえば、Vectorworksファイルの「舗床(Hardscape)」レイヤ上にハッチングが適用された図形がある場合、取り出されるファイルには「Hardscape_Hatch」という名前のレイヤが含まれます。

3D

 

ソリッドをACISソリッドとして取り出し

Vectorworksのソリッド図形とNURBS曲面の大部分をACIS図形として取り出すには、このチェックボックスを選択します。ソリッド図形を多面体の面として取り出すには、このチェックボックスの選択を解除します(対象のソフトウエアパッケージがACISソリッドを読み込めない場合など)。

壁、屋根、床スラブ、面のある3D多角形、メッシュ、およびNURBS曲線は、ACIS図形として取り出すことはできません。

DWFの取り出し中、このオプションはグレイ表示されます。

三角形で3Dを分割

(AutoCADなど)一部のソフトウエアでは、取り出した(面につき3つ以上の頂点がある)3D曲面をレンダリングできません。このオプションを使用すると、このような面を分割して一組の三角形にします。これで適切にレンダリングできるようになります。利用されるアルゴリズムは、平面または平面に近い曲面(円柱の上部など)で最も効果を発揮します。

このオプションは、ソリッドをACISソリッドとして取り出しを選択している場合でも、ACISソリッドとして取り出すことができない3D図形を処理するために使用できます。

不明な場合は、このオプションを選択します(ただし、このオプションを使用すると取り出したファイルのサイズが大きくなり、変換にかかる時間が長くなります。また、不要な線が表示されてしまうこともあります)。

シンボルとグループ

 

3Dシンボルとグループを解除

一部のソフトウエアでは、取り出したグループ図形やシンボル図形を処理できません。問題が発生した場合は、3Dシンボルとグループを解除を選択して、シンボル図形やグループ図形をグループ解除します。このオプションは、本当に必要でない限り使用しないでください。

DWFの取り出し中、このオプションはグレイ表示されます。

匿名のブロックとしてグループを取り出す

通常、Vectorworksのグループは名前付きブロックとして取り出され、別のソフトウエアパッケージで開いて編集できます。ただし、名前付きブロックをVectorworksファイルに戻す時はシンボルとして取り込まれます。これが問題になる場合は匿名のブロックとしてグループを取り出すを選択すると、グループとしてVectorworksファイルに取り込まれます。

DWFの取り出し中、このオプションはグレイ表示されます。

寸法

 

SIA寸法のテキスト表示を保持

このオプションを選択すると、取り出し時にSIA寸法の上付き書式が維持されます。寸法は、非インタラクティブ図形に変換されます。

このオプションを選択解除すると、SIA寸法は上付き文字のない寸法形式に変換されます。

ラインタイプ

 

ブロックとして複合ラインタイプを取り出す

Vectorworksの複合ラインタイプを匿名ブロックとして取り出すには、このオプションを選択します。匿名ブロックは図面の正確な外観を保持します。このオプションを無効にすると複合ラインタイプは実際のラインタイプとして取り出され、Shapeファイル(.shx)に追加のグラフィック情報がコンパイルされます。

線の太さと色

 

トゥルーカラー(True Colors)を使用

VectorworksのRGB値を含む線の色を取り出します。名前の付いたVectorworksカラーは、名前の付いたDXF/DWGトゥルーカラーとして取り出されます。

DXF/DWGのバージョン2004以降では、取り出したファイルを、AutoCADで製図または印刷する.ctbファイルと共に使用しない場合に限り、このオプションを選択します。取り出したファイルを後で .ctbファイルと共に使用する場合は、代わりにDXF/DWGインデックスカラー(Indexed Colors)を使用を選択します。

DXF/DWGインデックスカラー(Indexed Colors)を使用

DXF/DWGのインデックスカラー値を含む線の色を取り出します。また、線の太さをDXF/DWGの最も近い太さに変換します

このオプションはトゥルーカラー(True Colors)を使用と異なり、取り出したファイルを、AutoCADで製図または印刷する .ctbファイルと共に使用できます。事前に定義した .ctbファイルを使用するか、または線の太さを色分けを選択して、取り出し時のこの図面に固有の .ctbファイルを作成できます。

線の太さを色分け

DXF/DWGインデックスカラー(Indexed Colors)を使用を選択している場合、この追加オプションを使用すると、取り出したDXF/DWGファイルごとに .ctbファイルを作成します(ファイル名は元の .vwxファイルに基づいて付けられます)。. ctbファイルは、AutoCADでの製図または印刷に使用します。AutoCADユーザーはこのファイルをサポートパスとして設定する必要があります。AutoCADでは、DXF/DWGファイルと同じフォルダにあるだけでは .ctbファイルを使用できません。

取り出し処理中、ファイル内の線の太さのリストが表示されます。このリストで、それぞれの線の太さに置き換える色を指定します。選択した線の太さに合わせて異なる色を選択するには、カラーボックスをクリックして表示されたオプションから色を選択します。

レイヤを別々のファイルに取り出すも選択している場合、マッピングを編集ダイアログボックスは表示されません。代わりにVectorworksプログラムは、事前に定義された規格に従って自動的に線の太さを色にマッピングします。

取り出したファイルごとに1つずつカラーテーブルファイルができるのを回避するには、一意の各マッピング設定に1つ.ctbファイルを使用し、その他のファイルは削除します。取り出したファイルをAutoCADで開いたら、用紙設定を編集し、適切なカラーテーブルファイルを選択します。

ファイルをVectorworksプログラムに再度取り込む場合は、逆の手順で色を線の太さに戻します。

線の太さの変換

VWの線の太さ(mm)

DXFの線の太さ(mm)

 

VWの線の太さ(mm)

DXFの線の太さ(mm)

0

削除

 

0.52-0.56

0.53

0.01-0.07

0.05

 

0.57-0.65

0.60

0.08-0.11

0.09

 

0.66-0.75

0.70

0.12-0.14

0.13

 

0.76-0.85

0.80

0.15-0.16

0.15

 

0.86-0.95

0.90

0.17-0.19

0.18

 

0.96-1.03

1.00

0.20-0.22

0.20

 

1.04-1.13

1.06

0.23-0.27

0.25

 

1.14-1.30

1.20

0.28-0.32

0.30

 

1.31-1.49

1.40

0.33-0.37

0.35

 

1.50-1.75

1.58

0.38-0.45

0.40

 

1.76-2.05

2.00

0.46-0.51

0.50

 

2.06-6.48

2.11